山田杏奈「凛は、過酷な環境でも生きることをやめようとしない人」さとり世代に通じるたくましい主人公役に込めた思い『山女』【インタビュー】

18世紀末、大飢饉(ききん)に襲われた東北の寒村。先代の罪を負った家の娘・凛は、人々からさげすまれながらもたくましく生きていた。だがある日、父親が起こした事件の罪をかぶり、村を去ることに。行き場を失い、禁じられていた山奥の森に足を踏み入れたことで、凛の運命は大きく動き出す…。6月30日公開の『山女』は、柳田國男の名著『遠野物語』に着想を得て、閉鎖的な村社会で生きる女性・凛の生きざまを通して、今の時代にも通じる「人間らしさ」を問う物語だ。主人公・凛役で強い印象を残すのが、『樹海村』(21)、『ひらいて』(21)、「17才の帝国」(22)などで存在感を発揮してきた山田杏奈。撮影の舞台裏や凛役に込めた思いを語ってくれた。

山田杏奈 環境 主人公 インタビュー 飢饉