夫のがん宣告と学級崩壊の嵐で、定年を前に教員を退職。看取った後、知人に誘われモンゴルで日本語教師に。第二の人生をスタートさせた結果

厚生労働省が発表した令和2年雇用動向調査結果によると、「介護・看護」を理由に離職した人は2017年に約9万人、18、19年には10万人を突破していました。また、男女・年齢別にみると、女性の割合がどの年代でも高くなっており、特に55歳以降で増える傾向があります。人生の選択はさまざまですが、子育てや仕事に一区切りついた人生の後半、どう過ごすかによって、毎日の生活の満足度が変わってくるかもしれません。長年音楽教師をしていた森 好子さん(仮名・愛知県・無職・79歳)は、夫ががんで余命宣告を受けたことから、定年目前に中途退職を決めて——。

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