本郷和人 なぜ「220万石」の秀吉が、関東「250万石」を家康に与えたのか? 会津に大領土を得た蒲生氏郷が落ち込んでいた理由とは? 当時の不動産事情を考える『どうする家康』

松本潤 さん演じる徳川家康がいかに戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのかを古沢良太さんの脚本で巧みに描くNHK大河ドラマ『どうする家康』(総合、日曜午後8時ほか)。第37回で小田原攻めに乗り出した豊臣秀吉( ムロツヨシ さん)は、叶ったあかつきに家康へ北条の領土を渡すと明言。しかし本多正信( 松山ケンイチ さん)と側室・阿茶( 松本若菜 さん)は、代わりに現在の所領が召し上げられると読んでいて——といった話が展開しました。一方、歴史研究者で東大史料編纂所教授・本郷和人先生が気になるあのシーンをプレイバック、解説するのが本連載。今回は「当時の不動産事情」について。この連載を読めばドラマがさらに楽しくなること間違いなし!

写真 東京湾