馬場俊英が流行に塗れない歌い手であることを天下に堂々と示した『人生という名の列車』

今週はシンガーソングライターの馬場俊英が2006年にリリースしたアルバム『人生という名の列車』を紹介する。ここまで、アルバムは通算22枚、シングルも配信を含めれば20枚以上を発表している彼。毎年ライヴも欠かすことなく、10月28日には、彼と彼のファンにとって“聖地”と言える大阪城音楽堂での公演、『野音でピース!2023』を開催するなど、デビュー以来、極めて順風満帆に活動している。しかし、そんな彼にもメジャーデビューしたばかりの頃は決して順調とは言えない時期があった。『人生という名の列車』は馬場俊英がその言わば不遇の時代から復活を果たした際の記念碑的アルバム。今も彼の潜在能力の高さが伺える作品でもある。

列車 流行 アルバム シンガーソングライター ファン