ヤマザキマリ ナポリであきらかにぼったくろうとしているタクシーにあえて乗ってみたら…留学、結婚、美しい景色。偶然の出会いに人生を変えられて

漫画家・文筆家として活躍する ヤマザキマリ さんは、17歳のときに単身でイタリアに渡って以来、フィレンツェ、シリア、ポルトガル、アメリカなど、様々な土地で暮らしてきました。そこで出会った人との思い出を綴った著書『扉の向う側』が11月に刊行。古代ローマの魅力を伝えてくれたフィレンツェのカメオ店夫妻、リスボンのアパートの頑固で親切な隣人、キューバの海岸で夜を共に過ごした娼婦…。多様な人たちの生き様が映画のワンシーンのように鮮やかに描かれています。彼らとの出会いがマリさんの人生にどのような影響を与えたのでしょうか? 見知らぬ人との偶然の出会いが持つ“ご縁の力”について、じっくりと語っていただきました。今回はその前編です。

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