9人に1人が乳がんの時代 約50年患者を支えてきた下着メーカーが今対峙する福祉とビジネスの狭間での葛藤

ガンの治療によって起こる“見た目”の変化に寄り添うケアのことを「アピアランスケア」と言う。近年はアピアランスケア製品の購入費用を助成する自治体も増え、社会的認知が広がりつつある。一方で製品を手掛ける企業側には、「福祉をビジネスにしていいのか?」といった葛藤もあるようだ。アピアランスケア製品を扱って50年余りの歴史がありながら、これまで積極的な宣伝をしてこなかったワコールに、必要な人に製品を届ける使命感と「福祉とビジネスの両立」のジレンマについて聞いた。

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