「猫ミーム」、もはや自己顕示欲を満たすだけのツールに? 加速度を増すネットミームの消費期限

渡辺直美、近藤春奈、あのちゃん、幾田りらなど、芸能人も真似する様子が話題となった「猫ミーム」。TikTokをはじめ、YouTubeやX(旧Twitter)でもこの投稿を見ない日はない。街中でも猫ミーム素材のフレーズで会話しているのが伺えることもあったが、トレンドとして広がりすぎてしまい、一瞬にして消費されてしまった感さえある。ある意味、ネットミームの宿命とも言えるが、模倣が模倣を呼び使い古される儚さは、純粋に「猫ミーム」に拠り所を求めていたユーザーにとっては辛い状況でもあるはず。そもそも消費されることを前提としたネットミームが普遍性を手に入れることはあり得るのか? これまでのネットミームの変遷を辿りながら探ってみたい。

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