試験に落ちる、病気で倒れる…望み通りではなくても、人生を楽しむ考え方。まずは役に立つ、役に立たない、という発想から自由になる

文部科学省が発表した「21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」によると、約6割が1ヵ月間で1冊も本を読まないそう。「自分の人生で経験できることには限りがあり、読書によって他者の人生を追体験することから学べることは多い」と語るのは、哲学者の岸見一郎先生。今回は、岸見先生が古今東西の本と珠玉の言葉を紹介します。岸見先生いわく、「どんなことも楽しむためには真剣でないといけない」そうで——。

病気 先生 写真 文部科学省 読書