本郷和人『光る君へ』無職の藤原為時に対して「国司になったぞ!」と喜ぶ宣孝。国司が管轄する地方政治が当時どうなっていたかといえば…

大石静さんが脚本を手掛け、『源氏物語』の作者・紫式部(演:吉高由里子さん)の生涯を描くNHK大河ドラマ『光る君へ』(総合、日曜午後8時ほか)。第十四話は「星落ちてなお」。藤原兼家(段田安則さん)は、自らの後継者を嫡男の藤原道隆(井浦新さん)と定める。しかし兼家の命令に従い、汚れ仕事をやってきた次男・藤原道兼(玉置玲央さん)は反発し——といった話が展開しました。一方、歴史研究者で東大史料編纂所教授・本郷和人先生が気になるあのシーンをプレイバック、解説するのが本連載。今回は「平安時代の地方政治」について。この連載を読めばドラマがさらに楽しくなること間違いなし!

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